裁判所での面談

裁判所 養子との生活
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コロナの影響で日々何も起きない生活を送っていたので、ブログがかなり長いこと中断されてしまいましたが、やっと動き出したのでボチボチ記事を書いて行きたいと思います。

特別養子縁組には家庭裁判所への申し立てが必要

役所、児童相談所、家庭裁判所の手続きの記事でも書きましたが、特別養子縁組には家庭裁判所への申し立てが必要です。

申し立ての書類は黙々と作成して提出するだけですので頑張りましょう。NPOなどの斡旋団体からも大まかな手続きの案内はしていただけるのではないかと思います。参考に、裁判所へ提出する書式はこちらです。

特別養子適格の確認・特別養子縁組成立の申立書
https://www.courts.go.jp/saiban/syosiki/syosiki_kazisinpan/syosiki_01_09/index.html

この他にも添付書類がいくつかありますので、ひとつひとつ確認しながらとなります。

書類を揃えたら裁判所に持ち込むか、郵送で申し立てを行います。我が家は一人目のときは持ち込んだんですが、今回はコロナで外出を最小限にするために郵送にしました。

郵送で申し立てると、ちゃんと受理されたのか不安になるわけですが、なんと受理されたかどうかは問い合わせなければわからなかった(申し立ての照会を行わなければならない)ので参考にしてください。我が家の場合は事情があって、先方から電話問い合わせが来たので受理されていた事が分かり、申し立て番号(?)を口頭で教えていただきました。しかし、書類で番号を受け取るには別途申し込まないといけないそうです。

2020年4月から新法が適用されています

というのが、2020年3月だったのですが、同年4月から特別養子縁組に関する新法が適用されています。私が詳しく述べるよりも、こちらのサイトがきれいにまとめてくださっていたのでおすすめです。

特別養子縁組の対象拡大、2020年4月から施行
https://shakaidekosodate.com/archives/3941

図は上記サイトから抜粋させていただきました。我が家は3月に申し立てが受理されているので、旧法の適用となりましたが、新法だったら実親さんが心変わり(子供を養親に預けたくないという意思表示)できる期間が2週間となるそうです。

この期間の短縮は養親側にとっては非常に安心できる要素なんです。なぜなら、6ヶ月以上におよぶ監護期間を経て、最後の最後で委託を撤回される『リスク』がなくなるのです。『リスク』という書き方が適切ではないかもしれませんが、養親は撤回されることに対して、心のどこかで怯えていますので、あえてこの言葉を選ばせてもらいました。

同時に養子になる予定の子にとっても良いことだと私は考えています。養子縁組の話が出る理由のうち、実親さんの経済的事情が占める割合は少なくなく、「やっぱり育てたい」と思って撤回しても、気持ちだけではどうにもならず、結局乳児院や児童養護施設に預けることになる場合があるからです。

裁判所での面談に行ってきました

前置きが長くなりましたが、今回の記事の本題である、家庭裁判所での面談です。

面談の日時はどうやって決まる?

面談の日時は裁判所からの電話連絡で、相互に都合の良いタイミングで調整できました。裁判所から一方的に日時を通告されるわけではなかったので助かりました。(確か一人目のときもそうでした)

誰が出席しなければいけないの?

面談時は通常であれば養親二人と申し立て対象の子の出席が求められますが、今回はコロナの状況下ということがあり、私達夫婦だけの出席が求められました。というわけで、その時間、子どもたちは一時保育にお願いしました。

裁判所ってどんなところ?

一人目の申し立てで裁判所に行かなければならないとなったとき、私はそれだけで緊張してしまったんですが、普通の役所の建物ですw 

面談で通されたエリアには裁判所を感じさせる設備は特に無く、普通の8畳くらいの個室で面談を行いました。もちろん窓を開けて換気、机の真ん中にダンボールとビニールで作った仕切り(ドラマの刑務所での面会を彷彿とさせるw)があり、これは一人目のときとは大きく違いました。

面談で聞かれる内容は?

面談前に予め送られてくる書式に回答しておき、それに基づいて受け答えをしていきました。入学試験や採用試験の面接などとは異なり、詰められるようなこともないので、リラックスして臨んで大丈夫です。自分たちを偽らず、正直に答えるのが重要だと思います。具体的にはこのようなことを聞かれました。

  • 夫婦の就業状況
  • 夫婦の年収、資産
  • 親戚を含めた家族構成
  • 監護期間中の子の普段の生活サイクル
  • 監護期間中の子に対する家族の対応(特にうちは一人目の子がいるので)
  • 今後の養育方針

※上記は一般的に想定される質問内容なので記載しましたが、公開が不適切だと判断される場合は削除します。

面談時間は?

今回はおよそ1時間半でした。質問に答えているとあっという間でした。

次のステップは?

面談が終わると、次に裁判所の方とお会いするのは、自宅になります。後日家庭訪問に来てくださって、子供の様子を見てくださります。それまでに、実親さんに話を聞いたり、NPOに話を聞いたり、レポートを作成されたりするそうです。

感想

面談を終えた感想は「やっと進み始めた〜」の一言です。

監護期間の開始の基準が曖昧だったので、この機会に確認しました。裁判官の裁量による部分があるものの、実態を考慮してくださるとのことで、我が家の場合は申し立て以前から監護期間だとみなせるようです。

ということは順調にいけば年内の縁組確定が期待できます。頑張り過ぎずに頑張るぞ〜!

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