ぼちぼち真実告知を本格化しているという話

真実告知 養子との生活
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以前に『真実告知という通過儀礼』というタイトルで、真実告知とはなんぞやという投稿をしましたが、我が家もぼちぼち本格的に告知を始めました。

『本格的に』とわざわざ書くのは、我が家では当初からママが二人いるということは日頃の会話で伝えているからです。

告知を受ける立場である長女はこの記事を書いている現在、3歳とちょっとになり、そろそろもう少し深い話をしようかといったところです。

とりあえず勉強会に参加

本格的な真実告知に先立って、真実告知の勉強会に参加しました。

この記事では勉強会に参加して私が思ったこと、感じたことを中心に書きます。強調しますが、あくまで私の感想ですので、あしからず。

真実告知の勉強会は里親会や自治体などでも実施されていますが、今回の勉強会はNPO主催でした。コロナ禍ですので、オンラインでの勉強会です。

勉強会に参加されたい方はネットで検索するか、自分が所属している自治体の児童相談所やNPOに問い合わせるのが良いと思います。

主催団体は違えど、思いのほか頻繁に開催されている印象でした。

親の呼称問題

勉強会では親の呼称について少し議論がありました。

もうひと組の親のことをどう呼ぶべきか。

なるほど…。

我が家は「長女ちゃんのママはYYYママとXXXママ。次女ちゃんのママはZZZママとXXXママ。」と固有名詞を使って伝えています。

が、ハッとしたのが『実親』という言い方。

このブログでも『実親、養親』という書き方をしていましたが、「実の親が別にいるってことは、今一緒に暮らしている親はなんなの?」ということになりかねないと。

確かにそうだと思ったので、今後はこのブログでも『実親』→『生みの親』に改めます。

(『養親』はブログのタイトルにもなっているので、このまま使いますが、『生みの親』に対しては『育ての親』でしょうね。)

生みの親の事情問題

こっちは議論ではなかったのですが、事例としてこんなことがありましたというお話です。

真実告知のために、生みの親が養子縁組を希望する事情(経緯)を確認した養親もいたとのこと。

真実告知という通過儀礼』でも書いていますが、生みの親の事情は養親が知る必要のないことです。

子供が知りたがったとしても「詳しい事情は知らないけど、あなたの幸せを願って養子に出した」という事実を伝えれば良いはずで、それを調べるのは私にとって非常に違和感のある行いです。

生みの親にもプライバシーはあるのに!と心のなかで叫んでました。

(別に声に出したって良かったんですが…)

どういう伝え方をするのか問題

参加者の中には、我が家のように自然になじませるような方法をとっている方もいれば、よし!と準備して伝える方法を取ろうとしている方もいました。

なじませる方法を取っている方は、よく分からないまま友達に話をしちゃって、変な風評を受けないか不安だと言っていました。

準備して伝える方法を取ろうとしている方は、初めて知ったときのショックが計り知れなくて不安だと言っていました。

多分、どんな方法であれ、全く不安のない真実告知はないと思うので、それぞれの家庭で合っていると思う方法が一番なんでしょうね。

真実告知向けの絵本

そんなこんなで勉強会を終えてから、我が家もそろそろ秘蔵のアレを出しますか、と夫婦で話をしました。

秘蔵のアレというのは真実告知向けの絵本で、先日から読み聞かせをしています。

NPOに教えてもらったのですが、これがなかなか手に入りにくいんです。

我が家で入手できたのは以下の2冊です。

どちらも読み聞かせしているうちに、自分がウルッときてしまいますw

ふたりのおかあさんからあなたへのおくりもの

一冊目はAmazonで売っていない「ふたりのおかあさんからあなたへのおくりもの」。

ですが、公共社団法人 家庭養護促進協会に連絡して、手続きを踏めば購入することができます。

ねぇねぇ、もういちどききたいな わたしがうまれたよるのこと

二冊目は「ねぇねぇ、もういちどききたいな わたしがうまれたよるのこと」。

こちらはAmazonにあったんですが…。

なんだこれ、中古なのに5,000円以上してる…。

ということで、改めて出版社である偕成社のサイトも見に行きました。

ところが、そこでリンクされている入手可能なオンラインショップは、本記事執筆時点でことごとく品切れ中でした。

したがって、こちらの本を入手されたい方は一度偕成社さんにお問い合わせされるのが良いと思います。

まとめ

今回は真実告知の勉強会と真実告知向けの本の紹介をしましたが、参考になったでしょうか。

我が家のようにすでに自然な真実告知をされている方でも、勉強会に参加すると発見があると思うので参加をお勧めします。

本はもっと紹介できるとよかったんですが、なにぶん手元にあるのがこの2冊だけなので、他にもいい本があればコメントなどで共有してもらえると嬉しいです。

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